2017年10月25日水曜日

1331.「中国が反論できない 真実の尖閣史」 石 平、 いしゐ のぞむ

尖閣の日本帰属に関する論説の決定版です。

尖閣諸島に関する最古の記録は、明王朝の冊封使である陳侃(ちんかん)による1534年の公式記録「使琉球録」です。その中で、陳侃は琉球国職員に案内されて尖閣航路を東へ渡航したことを記録しています。

それまでは陳侃も福建省の地元民も琉球へ向かう航路を知りませんでした。行ったこともない尖閣諸島が支那に帰属するはずがありません。

尖閣諸島は、西洋の記録でも無主か琉球王国に帰属すると書かれています。琉球王国は、1609年に薩摩の統治下に入った列記とした日本国の一部です。
よって、尖閣諸島は日本の領土です。

著者はよくもここまで調べて、まとめ上げたものです。中国は本当に反論する余地がありません(でも、捏造するでしょう)。

この本を英語、中国語、韓国語に翻訳して世界中に拡散すべきです。それでも中国は尖閣諸島の占領を目論むでしょう。しかし、動かし様のない証拠があれば侵略の根拠がないので抑制になると思います。