終身雇用といった日本的経営のために、中国・韓国企業の後塵を拝することとなったという見方には同意できませんでした。
経済の見方には同意できないものの、個人のキャリア形成については勉強になる点が多かったです。
仕事を、マックジョブとクリエイティブクラスに分け、さらにクリエイティブクラスをスペシャリストとクリエイターに分けています。
マックジョブは責任がないものの賃金が低く、クリエイティブクラスは責任を負うが打った分だけ賃金が高くなります。
スペシャリストは出来高払いなので収入は高くなるが拡張性がないので富や名声は期待できません。
クリエイターは拡張が高いため当たれば富と名声を得られますが、あまり当たりません。
非常に正確な分析です。私はスペシャリストにあたる仕事をしているので、本書に書かれた「収益の最大化」と「自己実現」を両立できる基本戦略を採用したいと思いました。