2018年5月29日火曜日

1231.「時のみぞ知る〈下〉―クリフトン年代記〈第1部〉」 ジェフリー アーチャー

ハリーは親友ジャイルズの妹エマと恋に落ちます。お互いの家族に内緒で劇の主役を演じる二人。

しかし、エマの父ヒューゴは、二人が主演した劇を途中で席たってしまいます。ヒューゴは、ハリーを嫌う理由を家族に話さざるを得なくなり、自分がハリーの父アーサーを見殺しにしたことでハリーに罪悪感を抱いていることを告げます。

一方、オックスフォード大学に合格したハリーは、合格の一方を伝えようと母の職場であるホテルを尋ねますが母は2年前にホテルを退職したと告げられます。母の現在の職場を探し当てるとそこは・・・

ハリーは、栄誉の戦死をしたと信じていた父の死の真実と、ウエイトレスで自分を学校に行かせてくれていたと信じていた母の仕事の真実に心底打ちのめされます。しかし、エマの励ましにより、何とか立ち直ることができました。

ハリーは精神的に支えてくれたエマと結婚することになり、二人は幸せに包まれた結婚式を迎えます。しかし、結婚式の最中に、父の死と母の職業を遥かに超える衝撃的な事実を知らされた二人は・・・

どれだけ、読者を驚かせるんだという第一部後編。

読みだしたら止まりません。しかも、最後はまた、ショックな展開で終わってしまい、第二部を早く読みたくて仕方ない気持ちにさせます。