アメリカ政治の本音を語る本です。
アメリカ政府も一枚岩ではなく、共和党と民主党では政策が大きく異なります。
マスメディアが報じるアメリカは、民主党的なリベラルな話ばかり。だから、大統領選挙ではヒラリーが圧倒的に有利と報じられました。そして、それしか情報源を持たない日本のメディアはトランプの当選を全く予想できませんでした。
著者は、「対米依存をいかに減らしていくのか」を議論するより、「敵に回すと厄介な同盟国」を目指すことが大事といいますが、正にその通りだと思いました。
ただ、それができる見識と能力を持った政治家が今の日本に存在するのでしょうか。