一つのテーマなので、途中で飽きてしまうではないかと思ってましたが、とんでもない。最後まで集中して読めました。
武漢コロナ対策を、検疫と隔離という観点で分析したとき、日本は検疫で失敗しましたが、隔離で現場の多大な犠牲により抑え込みました。一方で台湾は検疫で抑え込んでしまったため、その後の経済復興で日本に大きく水を空けました。
これを支えたのが、台湾のインテリジェンスと戦略。武漢コロナに於いては世界一でした。一方、日本にはインテリジェンスも戦略もありませんでした。
台湾は中国に対する情報収集でも防御でも際立っていました。台湾と同盟を組むことで中国に関する情報収集の最善基地ができると思います。
日本の武漢コロナ対策は感染症の専門家ばかりで、公衆衛生の専門家が不在だったという視点が自分にはありませんでした。両者の違いも分かりませんでした。日本にも公衆衛生の専門家がいれば、検疫段階で押さえられたのではないかと思います。
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