2025年1月29日水曜日

1699.「身分社会」 森永卓郎 、 深田萌絵

日本はもはや学歴社会ではないと思っていましたが著者の体験談から依然として学歴社会であることが分かりました。

差別も少ない国と思っていましたが、政界、財界、官僚を頂点とする階層社会のようです7.

この階層を作った大きな要因は、小泉内閣時の労働者派遣法改正との指摘には同じ意見です。担当した竹中平蔵氏は、自分の前に既に決まっていたことだと言い逃れしていますが、やはり竹中氏が元凶だと思います。

2025年1月24日金曜日

1698.「「左翼革命」と自民党崩壊 政界大動乱同時ドキュメント」 門田隆将

安倍晋三元首相が暗殺されてから、自民党内の左翼化がゆっくり、しかし確実に進行したようです。

それは、中国共産党の長期に渡る浸透工作の成果であり、まず、公明党、そして自民党が汚染されました。

安倍氏の信条に近い思想を持つ高市議員は、自民党員の圧倒的な支持を受けながらも、左派の支援を得た石破議員に逆転されました。

岸田元首相の企みのようですが、この先、自民党の左傾化が急速に進み、日本の国益が損なわれるおそれがあります。

2025年1月23日木曜日

1697.「レコンキスタ―「スペイン」を生んだ中世800年の戦争と平和」 黒田 祐我

とても読み応えがありました。

私は、元々スペインという単一国家があって、イスラム教勢力に侵略され、後に領土を取り戻したと思っていました。

しかし、そうではなく、イベリア半島にいくつかの王国があって、アフリカから来たイスラム教の王国に半島全域が支配されそうになった時、南側の王国がキリスト教を統一の旗印として反撃を開始し、最終的にキリスト教の王国が成立しました。

つまり、キリスト教の国が昔から存続いてきた国家ではなく、どちらに統一されてもおかしくないところ、イスラム教の国に打ち勝ったということが分かり、勉強になりました。

2025年1月22日水曜日

1696.「最強の60歳指南書」 齋藤 孝

さらっと読めて面白かったです。

「ITスキル」をアップデートし続けるなど、勉強になりました。

2025年1月16日木曜日

1695.「顧客の数だけ、見ればいい 明日の不安から解放される、たった一つの経営指標」 小阪 裕司

資金力がない中小企業は、値下げ競争で大手には勝てません。自動化する資金もありません。そこで、売上を伸ばすことを目標とするのではなく、顧客の数を増やすことを目標にするという経営手法を紹介しています。

前年比の売上伸びや、効率化も追いません。それより、自分の価値を高め、その価値に共鳴してくれる顧客を大事にする。

新規で1回しか買ってくれないお客さんではなく、何度も通ってリピートしてくれる顧客を造るという考え方はとても勉強になり、自分にも活かせると思いました。

2025年1月15日水曜日

1694.「努力革命 ラクをするから成果が出る! アフターGPTの成長術」 尾原 和啓 、 伊藤 羊一

Chat GPTの簡単な使い方がわかります。質問の仕方としては、ざっくりした質問から具体的に深堀りしていくそうです。

立派な計画を作るより、まずやってみて後から修正するというビジネスの進め方において、そのアイデア出しとして、Chat GPTに質問することを推奨しています。

ビジネスハックの方法をChat GPTで味付けした内容で、あまりChat GPTの活用の話ではありません。

2025年1月14日火曜日

1693.「選択的夫婦別姓 これからの結婚のために考える、名前の問題」寺原 真希子、 三浦 徹也

著者の主な主張は、

・姓を変えることは、人格権侵害することになる

・姓を変えたくないため事実婚とすると、相続ができない

・仕事で旧姓を名乗ることを認める会社は多くない

・銀行口座は旧姓では作れない

こういう不利益を女性に強いることは差別であるということです。

相続の混乱等を防ぐために作られた制度だから上記のようになるのは自然だと思いました。

自分にとって不都合と思う人はいると思いますが、制度というのは概してそういうものだし、これは日本の社会制度の安定のために必要だと考えられて作られていると思います。

2025年1月6日月曜日

1692.「暴走するジェンダーフリー」橋本 琴絵

著者は、法律や歴史を非常によく勉強されていて、それぞれのテーマがうまく論理化、言語化されています。

強い問題意識を持って起こり得る脅威に対して、予防策、対応策が提案されており、勉強になりました。