2014年1月10日金曜日

217.「糖尿病に負けへんで−読んで歩いて測ってガマンの3年間 」高藤 志津郎


私は糖尿病ではありませんが、図書館でなぜか目につき手にとったところ、やけに気になる内容だったので読んでみました。

著者は糖尿病を再発した後、糖尿病に関する多くの本を読みあさり、糖尿病は遺伝ではなく、自分で治せる病気であると確信します。

「糖尿病の話」の152ページを開いてみると、糖尿病の発症にはいろいろあるが、そのうち最も多いのは肥りすぎである」と書かれていました。
続いて読み進めると、「この肥りすぎを解消するには、何をおいても体重の減量しかありません」とあり、
「体重を調整すると薬を用いなくてもそれだけで糖尿病はよくなります。」
とはっきり書いてあるじゃないですか。

そして、減量する意思を継続するためには、人から教わるのではなく、本を何度も読み直し、内容に納得して、自分の腹に落としこむことだと気付きます。

「誰かに教えてもろた」
ここですよ。やっぱり「教えてもろたではダメだと思います。それが自分を弱くしてしまうからです。
黙った本の読了です。解読です。自分自身で読み取りつかみとることです。

こうして著者は、食事のコントロールと運動により73Kgあった体重を46Kgまで落し、薬から脱却して糖尿病を治すことに成功したのです。

この食事と運動は、糖尿病のみならず様々な病気に効果があるものと思いました。
また、そういった方法に辿り着くために多読が有効であったことから、読書の有用性を更に確信しました。