2014年5月25日日曜日

357.「仁義なきキリスト教史」 架神 恭介

ユダヤ教の各宗派をヤクザの組、イエスをヤクザに見立てて話を構成していて面白いです。

大量虐殺や上納金は聖書に記されてるので、当時の登場人物は聖人ではなく、ゴロツキだったのかもしれません。

本書は、マルコ福音書をベースにしています。聖書をトピックスからなりますがそれらをうまくまとめて話を作っているので、キリストの受難まで、とてもわかりやすいです。

そして、いかにしてキリスト教徒が増えていったか、新約聖書がどのように書かれたか、ローマ教皇がなぜ他の司祭より格上なのかまでよく分かります。

新興宗教がどのように起こり、成長、発展していくのかが理解できました。