2014年7月2日水曜日

395.「多読術」 松岡 正剛

松岡正剛さんという人にひどく理屈っぽい知の巨人というイメージを持っていました。

しかし、本書を読んだ限りでは、物事を分かり易く説明し読者に対する優しさを持っているという感じを受けました。


「本は二度読む」という読み方に納得しました。
一度読んだだけでは忘れてしまうという理由と、再読した時に一度目と感じ方が違うという理由からです。

私は「一度読んだだけでは忘れてしまう」ということを少し恥じていましたが、これを読んで安心しました。

また、読書の頂点は、「全集読書」だそうです。個人全集では、一人の著者がたくさんの様々な投球と球種を見せてくれるので、どんな本を読むより、構造的な読書ができるそうです。

「全集読書」をやってみたいと思いました。