2014年7月12日土曜日

405.「芦原英幸正伝」 小島 一志、 小島 大志

50歳で早世した天才空手家、芦原英幸先生の生涯を描いています。

文体が特殊で、へりくだっているようで実は尊大な印象を受けますが、読み易いことは確かです。

極真会館の大山倍達先生の芦原先生に対する嫉妬と、それに因をなす、除名処分、拳銃暗殺未遂、正道会館による裏切りなど、どこまでが事実かわかりませんが、興味深く読みました。

そして、芦原会館自体の分裂などを見ると、どんなに強固な団体であっても、偉大な創始者がなくなると、利権闘争が起こるのが避けられないのだと思いました。