男は、大学時代にイベント・サークルに所属し、全国組織をまとめ上げ、ヴェルファーレなどのディスコに顔が効くようになります。
大学卒業後、大手広告代理店に勤務していましたが、スーフリ・レイプ事件で関与を疑われ、子会社に出向されたたために退社します。
イベントで貯めこんだ資金とノウハウを持っていた男は、ヤミ金で挙げられた五菱会に目をつけ、五菱会亡き後の後釜に座り込み、勢力を伸ばしていきます。
ヤミ金の店長達は、評価基準である利息回収率を上げるために、金を貸し付けていないところから金を引っ張るようになります。オレオレ詐欺による振込金をヤミ金の回収金に紛れ込ませたのです。その結果、回収率が信じられないほど上がりました。
つまり、オレオレ詐欺は、ヤミ金の回収率アップの原動力としてヤミ金から自然発生したそうです。
システム詐欺のカラクリが分かって、とても勉強になりました。