2014年11月10日月曜日

517.「ネガティブシンキングだからうまくいく35の法則」 森川陽太郎

著者の森川陽太郎さんは、OKラインメンタルトレーナーです。奥さんは、プロゴルファーの横峯さくらさんです。

本書では、書店にあふれているポジティブシンキングや成功のイメージを描くといった手法に拘らなくてもうまくいくと主張しています。逆にそういった方法は、少しでもその通りに行かないと、その失敗に対応できないで、さらに大きく失敗してしまうことがあると説明しています。

35のいろいろな法則が書かれていますが、私が気に入ったの以下の法則です。

「”確実にできること”にOKAYラインを設定する」
自分でも心がけていることであり、効果を実感しています。

「失敗を受け入れるけど、反省はしない」
それでもいいんだと、安心しました。どうしても自分を反省に追い込んでしまいがちですが、反省しても同じことを繰り返してしまうので、反省しすぎてもあまり意味がありません。

「”絶対にできる”と自分に言いきかせることをやめる」
世の中でもてはやされているポジティブシンキングへのアンチテーゼです。成功していることをイメージするというアメリカ的な積極思考は、想定外のことが起きると慌ててしまい、うまく対応できません。

「”嫌い”のまま相手と付き合う」
それでいいんだとホッとします。いいところを見つけて相手を好きになるという考え方もありますが、好きになれない自分が悪いんだと、自分を責めてしますことにもつながります。

「”ルール”を一行で書きだしてみる」
これは、僕もやっています。自分自身の実体験から自分の人生訓を作ると、行動がぶれないし、自分にとって実際に成功したルールなので、似た状況では成功の確率が高まると思います。

「”コントロールできるもの”と”コントロールできないもの”を分ける」
デール・カーネギーの「道は開ける」でも書かれていることです。これをすることで無駄なことに心が捕われないようになり、できることに集中できます。