2015年2月2日月曜日

569.「米中開戦4」 トム クランシー、 マーク グリーニー

中国からの攻撃に対する進むアメリカの反撃がテンポよく、どんどん読み進めることが出来ました。

その一方、多くの犠牲は払うものの、アメリカの思惑通りに次々と事が進んでしまうので、ご都合主義に感じてしまう点もあります。

サイバー攻撃で、原子力発電所や金融システムがコントロール不能にされたものの、中国がやったという明確な証拠は実は見つかっていないように思えます。

その状況で宣戦布告もせず、中国に侵入し、空爆を行うというのは、アメリカの権益が世界の正義だという思想が根底にあるように感じられました。

スリリングで面白い冒険小説であることは間違いありません。