2015年5月28日木曜日

646.「一生お金に困らない生き方」 心屋 仁之助

この本の内容も著者の他の著書「「好きなこと」だけして生きていく」と同様、なかなか素直に受け入れられず、真似することに抵抗を感じました。

神社の賽銭箱に10,000円を入れるって、かなり躊躇します。

「僕は長い間、顧客のニーズに応えて生きてきました。顧客のニーズ、顧客が求めるものを追求していけば、必ず結果が出るという商売と人生の鉄則が世の中には王道としてあって、僕もそれをめざして生きてきたのです。それはそれで結果は出ますが限界がくるのです。(本文より)」

え~。この考えって違うの?僕も根底にはこの考えが染み付いています。

「顧客の要望や期待に応えるのではなく、自分の要望に応える。それは自分の「存在給」を上げるということです。(中略)言い方を変えると自分が心から楽しいことをすることで自分のテンション、波動が上がり、それが周囲の人におよぶのかもしれません。(本文より)」

「存在給」というのは、何もしないでもそこに存在しているだけでもらえる収入のことです。著者は自分の奥さんが仕事をしていないのに役員給与をもらって、それを当然と思っていることを例に上げています。

私は疑い深いので書かれている内容の全てを鵜呑みにはできませんでした。

ただ「「好きなこと」だけして生きていく」でも主張されているように、自分が楽しいと思えることをするだけでも何とかなるのかなと、自分の固定観念が少し崩れました。