2015年12月2日水曜日

779.「コンサルタントのための“キラーコンテンツ"で稼ぐ法」 五藤 万晶

著者は、「コンサルタントのコンサルタント」です。「その他大勢のコンサルタント」を「売れるコンサルタント」に変えるコンサルティングを行っています。

コンサルタント、セミナー講師、研修講師、ビジネスタレント、講演家といった職業が表向きとても似ているため、コンサルタントが違う職業向けの活動をしてしまい、成果が全然上がらないというのは、成る程と思う新しい観点でした。

「先生業」を4象限に分け、分析している点が非常に分かりやすく納得できました。Academy, Business, Culture, Doctorに分けられたそれぞれの象限で、同じ先生業ながら「ビジネス」と「プレイベート」のコンテンツ、「自分で支払って習う」と「他人が支払って習う」の軸によって分類され、Doctorに分類されるコンサルタントは、それに合った行動を取らなければ、なかなか売れないということです。

そして、「売れるコンサルタント」になるためには、「自分を売る」という行動から、「キラーコンテンツを作る」という行動にシフトしていかないと、過当競争から脱出できず、経営者にリーチできないという話も非常に納得できるものでした。