2015年12月6日日曜日

783.「家族脳: 親心と子心は、なぜこうも厄介なのか」黒川伊保子,

脳科学というよりも、脳の反応による良い人間関係の気づき方についてのエッセイ集です。

人に注意するときには、「そんなことしちゃダメだ。」と言うと反発されますが、「ちょいと、始末が悪くて、しょうがねぇよ」と言えば、素直に聞いてもらえたそうです。

また、女性は共感を求めているから、「腰が痛い」と言われた時に、「早く医者に行け」と言うのではなく、「腰がいたいのか?それはつらいなぁ」と言って、片付け物を引き受けるのが正解だそうです。僕は、完全に「医者に行け(以上)。」の方でした。

子供と会話が進まない場合は、共感が少なく、小言が多いそうです。そんなときは、子供がしんどい経験を話してくれたら、「かわいそうに。世の中厳しいよね。」とさらりと同情するそうです。

気軽に読めて、意外に役に立つ本です。