2015年12月29日火曜日

806.「泣く子もほめる! 「ほめ達」の魔法 」 西村 貴好

著者は鬱病の友人に「がんばれ」と励ましますが、友人の遺書に「がんばれ」という言葉が辛かったという内容が書かれていました。

逆境にある相手に「がんばれ」「負けるな」と言うと、言われた相手は、「こんなに頑張っているのにこれ以上どうすればいいんだ。」と思うそうです。

まずは、「がんばっているね」と相手を認めて愛情を与えることが必要だそうです。「かんばっているね」こそ、相手の気持ちを少しだけ楽にし、「がんばってきてよかった」というささやかな満足感を与える言葉だそうです。

感謝の気持ちを表す時に「すみません」と言うことが多いのですが、これを「ありがとうございます。」に言い換える。すると印象が良くなるそうです。

助言する時は、「この際言っておこう」と欠点をあげつらうのではなく、「惜しいなあ」と言うように心がけると、相手も受け入れやすくなります。

相手の反応が思い通りでなかった時も「違うよ」ではなく、「そうくるか」と受けると相手の反発を引き起こしません。

ちょっとした言い換えですが、相手の反応がかなり異なるのでやってみようと思います。