台湾の新総統、蔡英文さんと、最近の台湾情勢を解説する本です。
台湾は中国とは、全く別の民族からなる別の国と感じました。民進党政権になりその動きは加速するでしょう。
そして、国民党が中国共産党のように、汚職と不正蓄財にまみれていることに驚きました。同じ民族の共通的な行動でしょうか。
民主党が中国共産党にかなり操られているという話は、初めて聞いたので大変驚きました。しかし、言われてみれば、思い当たる節があります。
鴻海の郭会長は、本書でも中国に拠点を置く中国政商と言われています。やはり、純粋な台湾企業ではないようです。しかも、悪名高い「奴隷工場」との異名を持ちます。シャープ社員の行く末が不安です。
蔡英文さんは、非常に有能でバランス感覚が高く、親日派とのことです。
日本は、台湾とのよい関係を高め、東アジアの安定化を築くべきだと思いました。