パナマ文書とは、パナマにある「モサック・フォンセカ」という法律事務所から流出した、1970年から40年間におよぶオフショア金融センターを利用した企業や人の取引情報です。
この文書には、世界各国の政治家を含む富裕層が持つタックスヘイブンの法人名や関連する個人名が記載されています。
この文書により、かねてから噂されていた、タックスヘイブンを利用した脱税やマネー・ローンダリングが明らかにされました。
各国はこれらの不正取引に対する対策を厳格化しています。
本書はその各論につき非常に詳しく説明されており、著者の情報収集能力や博識さに驚くばかりです。