認知症患者といってもアルツハイマーだけでなく、レビー小体型など様々な種類があり、種類ごとに症状が異なることを知りました。
そして、認知症患者にどんなことが起こるのか、日々どのようなことを思い生きているのか、その日常が非常によく分かります。
絶望に沈む日もあれば、希望を見出す日もあり、揺れる感情が生々しいです。
若い頃は難病にかかる人が少ないため、話を聞いても他人の不幸でしかありません。しかし、皆、歳を取るにつれ、何らかの病に侵されるようになり、自分の不幸として体感していきます。
それは、長生きすることの宿命ともいえ、その病を受け入れ、共存するようになることが心の安定となるのでしょうか。