2017年1月17日火曜日

1080.「脳が壊れた」 鈴木 大介

著者の妻は発達障害から自傷を繰り返し、そこから回復すると脳腫瘍が見つかります。

著者は妻の介護をすべく、仕事も家事も一人で抱え込んだ結果、41歳で脳梗塞で倒れてしまいます。

著者自らが語る脳梗塞の実体験と、そこからのリハビリの日々。

一言で脳梗塞といっても、体の一箇所が不自由になるのではなく、あちこちが麻痺するため、運動障害、言語障害、感情障害が同時に起こります。

そんな思うように行かない日々の中で、希望を見出し、たくましく生きていく著者の姿に勇気づけられます。