モハメド・アリがボクシングを始めたキッカケは、12歳の時に新品の自転車を盗まれ、その犯人を捕まえて叩きのめすためだったそうです。
18歳の時オリンピックで金メダルを獲得したものの、地元ルイスビルで人種差別が変わらなかったために、プロのリングで世界チャンピオンになることを決意しました。
私が子供の頃、モハメド・アリという名前に何も感じませんでしたが、「ムハンマド」=預言者という、非常にイスラム教色が強い名前だったということに気づきました。その名前に長年受けた人種差別に対する反発が感じられます。
3度も世界チャンピオンに返り咲きましたが、ダンスのような華麗なステップも蜂のような素早いパンチも、パーキンソン病で奪われていきました。
引退後は世界中の恵まれない子供のために働き、ボクシングの世界チャンピオンというだけでなく、福祉活動によっても歴史に名を残す偉大な人物となりました。