2017年4月17日月曜日

1141:E13.「MUHAMMAD ALI PGRN1 (Penguin Reader Level 1)」 Bernard Smith

モハメド・アリがボクシングを始めたキッカケは、12歳の時に新品の自転車を盗まれ、その犯人を捕まえて叩きのめすためだったそうです。

18歳の時オリンピックで金メダルを獲得したものの、地元ルイスビルで人種差別が変わらなかったために、プロのリングで世界チャンピオンになることを決意しました。

私が子供の頃、モハメド・アリという名前に何も感じませんでしたが、「ムハンマド」=預言者という、非常にイスラム教色が強い名前だったということに気づきました。その名前に長年受けた人種差別に対する反発が感じられます。

3度も世界チャンピオンに返り咲きましたが、ダンスのような華麗なステップも蜂のような素早いパンチも、パーキンソン病で奪われていきました。

引退後は世界中の恵まれない子供のために働き、ボクシングの世界チャンピオンというだけでなく、福祉活動によっても歴史に名を残す偉大な人物となりました。