今回のテーマは過労死という今注目されているテーマです。
霞が関では結構な数の方が過労死しているようです。今の日本では、企業は仕事が増えても人は増やさず、人が減っても人を増やさずで、足りない人手は非正規雇用でその場をしのぎます。
正規社員を増やせば消費も増えて、経済的な安心感で子供も増えて更に消費が増えると思うのですが・・・
人手が足りないところは人でなく、機械、IT、AIなどを活用すれば、非難されている生産性も上がります。
瑞希は「過労死マーカー」の調査を命じられますが、本来の調査とは異なる事件に巻き込まれていきます。しかし、努力が空回りし全然成果があがりません。読んでいてもどかしい限りです。
それがあることをキッカケにドミノ倒しのように疑惑が次々に解決していきます。
さらに最後のどんでん返し。全く予想できない展開でした。著者の心理学の知識も存分に活かされています。最後まで気が抜けない傑作です。