ヘンゼルとグレーテルがお菓子の家に迷い込んでから15年後の物語です。
両親を失った2人は、生き残るために魔女狩りをして賞金を稼いで暮らしているというストーリーです。
童話のその後の世界を描く、完全なアクションムービーです。
その企画内容と激しいアクションが面白かったです。
ごく普通のファイナンシャルプランニングの話です。
「面白い、やってみたい」とか「ユニークなアイデアだ」とかはありませんでした。
「よくそう言われてるよね」といった感じで読んでいて、ワクワクはしませんでした。
老後のお金に対して、問題意識が持てるかもしれません。
前作から8年後のゴッサム・シティが舞台です。
街は平和になったものの、ブルースは、レイチェルを失い、右脚を痛めてしまったため、バットマンを辞めて屋敷に引きこもっています。
そんなとき、ブルースも所属していた「影の同盟」を破門になった男、ベインがゴッサム・シティに現れ、ウェイン産業を狙います。
身も心も荒廃したブルースはゴッサム・シティを守れるのか・・・
正直なところ、2作目と比べると迫力が劣り、物足りません。
ただ、3部作の締めくくりとしては、よい終わり方だったと思います。
「自己中心」になれという内容ではなく、「メンタルを変える」事を目的としています。
本を読んで「いいな」と思っても、実際には行動しない。それを一歩踏み出せるようにすることがテーマです。
なかなか面白い内容です。
「これは自分と意見が違う」と思うことがあっても面白いと感じてしまいます。
独特のものの見方や効率アップの手法が刺さるのかもしれません。
サウジアラビアで石油会社のソフトボール大会にテロが仕掛けられ100人が死亡、200人が重軽傷を負います。
犯人を特定するため4人のFBI捜査官がアメリカからサウジアラビアへ潜入しますが、現地の警察の協力を得られません。
それどころか、捜査期間もたった5日と限定されてしまいます。
この短期間で犯人を探し出せるのでしょうか。
根深い宗教対立を背景に、憎しみが連鎖している様が描かれます。
マルドゥック・ベロシティーとマルドゥック・スクランブルを橋渡しする短編と、スクランブルの初期原稿、そしてマルドゥック・アノニマス執筆前のテスト版からなります。
マルドゥックの3部作をより深く知り、楽しめる内容となっています。
著者インタビューで、著者のこの作品に対する想いと、将来の改定や発展の可能性も伺いしれます。
「琉球は1441年から島津氏に属した」と寺島外務卿は、明治12年8月2日に清国に回答してます。
「日本が琉球を領有する根拠は将軍足利義政がこれを島津忠国に与えたときより確定している」と井上馨外務卿は、明治12年10月8日に清国に回答しています。
これら文書が外務省に保管されており、これが沖縄が日本であることの根拠となります。
幕府と薩摩藩の外交貿易戦略として琉球を明や清との貿易拠点として活用するため、独立国の体裁をあえて保っていました。
朝貢や冊封はそれを行うための外交儀礼過ぎず、明も清もそれを黙認していました。
こういった証拠に基づく事実を広げることで、「沖縄は元々中国から取った」という誤った認識に陥らないようにしたいものです。
ノートに思ったこと、感じたこと、目標を書きましょうという内容です。
思ったことを書くことで頭の中が整理され、目標を書くことで視覚化されてその方向に行動することは知られています。
しかし、それにより、本書が言う、「宇宙とつながり、神様からかわいがられる」というのは、私にはよく分かりませんでした。
月収10万円だったのが、月収1400万円になったというのが一つの売りですが、これって個人の手取りの給与と、企業の税引前の売上高を比較していないでしょうか?
また、月収1400万円は年収16億8000万円になるのですが、著者が経営している会社は年商2億から3億円のはずです。月収1400万円という数字はどこから出てきたのか、疑問でした。
フーバー元米国大統領の「裏切られた自由」の解説本です。
フランクリン・ルーズベルト元大統領は、前大統領のフーバーが主張していた公共投資による不況脱出を否定して当選したにもかかわらず、ニューディール政策を導入しました。
これが上手く行かず、その失策を隠すため、戦争介入による景気回復を狙いました。
しかし、アメリカ国民は第一次世界大戦の被害の大きさにうんざりして参戦を拒否していました。そのため、ルーズベルトは先に相手から攻撃させることを目論みました。
ドイツを挑発したものの、ドイツはこの挑発には乗ってこない。そこで、日本を挑発することとし、経済制裁、ハル・ノート、日本からの和解交渉の無視などを行いました。これらはアメリカ国民には全く知らされていませんでした。
その結果、追い詰められた日本は自殺行為とも言える真珠湾攻撃を決行し、突然の攻撃に激怒したアメリカ国民は対日参戦に意見を変え、ルーズベルトはまんまと参戦の目標を叶えたのでした。
第2次世界大戦を引き起こしたのは、ルーズベルトとチャーチルと結論づけられています。そして、ルーズベルトによってアメリカの多くの若者が犬死しましたが、世界の多くの地域が共産化するという結果に終わりました。
こんなことを認めると、アメリカ国民から激しい突き上げを食うことが分かっているアメリカ政府は、ドイツと日本に侵略国のレッテルを貼り、全ての戦争責任を押し付けました。そしてこれが、現在に続く、北方領土の占領、南京虐殺、従軍慰安婦の原因でもあります。
当時の日本政府は経済制裁で追い詰められ、日本国民が餓死するのを避けるために真珠湾攻撃に走ったとは言え、最悪の選択であり、現在の日本の問題の根源を作ってしまいました。
本書によれば、日本に核攻撃を仕掛けてくる可能性が高いのは、北朝鮮ではなく中国です。
そして狙う場所は東京。特に皇居近くです。
爆発は空中爆発ではなく、地上スレスレで爆発させる地表爆発です。これをやられると東京の核汚染は浄化できなくなり、二度と人が住めない土地になります。
こういった想定に対して、日本政府はほとんど手を打てていないように見えます。見えるだけで、実際は何らかの準備ができていれば良いのですが・・・
核兵器について非常に詳細に書かれていて、それぞれの違いがよくわかりました。
すごい話です。一作目もすごかったが、二作目はそれを上回っています。
ロードショーでも見ていましたが、残虐なイメージがあり、もう一度見ることがためらわれていました。
内容もうっすらしか覚えていないのは、ストーリーの残酷さゆえに記憶していたくなかったのかもしれません。
見た感想は、やはりショックでした。悪に立ち向かう2人の光の騎士は悲惨な最後を遂げ、残ったバットマンは闇の騎士(ダークナイト)として全ての罪を背負います。
マーベルコミックの話なのに、見終わった後スッキリせず、気分が重くなりました。
自分をねぎらうと、周りをねぎらうようになるので、人から好かれるようになるそうです。
特許庁から受領した難しい拒絶理由を意見書で反論して登録できたので、
「お前って、結構すごいね。」
と褒めてみました。
困った時に「どうしよう」と相手に相談すると、相手が解決策を考えてくれるそうです。
金曜日に差し歯がとれてしまったので歯医者に電話したところ、
「来週の土曜日まで予約が一杯です」と言われました。
「困ったなぁ。穴が空いちゃってるんです。どうしよう」
と言ってみたら、
「あっ、明日の11時に来れます?」と言われ、直ぐに治療してもらいました。
苦労せず稼ぐ人の考え方を教えてくれます。
お金は苦労しないと手に入らないというパラダイムで生きてきたので、この考えはなかなか信じられませんが、本当はラクしてもお金が稼げるんじゃないかと思い始めることができました。
アメリカの歴史上、最大の詐欺事件ではないでしょうか。被害総額は5兆円から6兆円と言われています。
バーナード・ローレンス・マドフは、証券投資会社を設立し、成功を収めます。数々の要職も努め、NASDAQの元会長でもありました。数々のセレブ達を顧客に抱え、毎年10%の利回りを確保していました。
しかし、現実は巨大なネズミ講だったのです。株式売買部門はビルの19階で多くの社員が行っていましたが、投資顧問部門は17階でたった1人の男が自転車操業を隠蔽していました。
集めたお金で、親族で贅の限りを尽くす一方、意見具申えを許さない独裁体制。そのため、このカラクリはマドフと投資顧問部門の2人しか知らず、30年間、周囲を騙し続けてきました。
ところが、リーマン・ショックで顧客が約6300億円を引き出したことから、歯車が狂い始め、ついにこの巨大詐欺事件が発覚します。
マドフ、妻、その親族の運命はいかに・・・
似た絵を2つ並べて、構図の違いによる印象の違いを説明しているので、とても分かりやすいです。
一方の構図が悪い絵は、テーマに沿って崩してあるのですが、非常によく似ていて、画家の連作なのか、著者が加工したのか分かりませんでした。
画家のエピソードも紹介されていて面白かったです。
これから絵画を見る時は、構図も意識して見れるので、より楽しめそうです。
応酬話法とは、お客様から投げかけられる疑問・質問・反論に答えるためのセールストークです。
昔は応酬話法と呼ばれていましたが、今はほとんどそう呼ばれず、セールストークの方が通りがよいようです。
本書で紹介されている応酬話法は、つぎの5つです。
・質問話法
・間接否定法
・繰り返し話法
・実例話法
・聞き流し話法
著者はAV監督として有名ですが、本書はそれ以前の英語の百科事典のトップセールスマン時代の経験が書かれています。
こういったセールストークを使って百科事典を売りまくっていたのですが、「英語の百科事典を買うと英語が話せるようになる」という説明はどうかと思いました。
独学で習得した話法は説得力があり、「ナイスですね~」な内容でした。
トーマスは、気がつくとリフトで地下から上昇していました。着いた場所は、巨大な壁に囲まれたグレード。
そこには多くの少年たちが暮らしていました。リーダーのアルビーが一番最初にグレードへやって来て、すでに3年が経過していました。
壁の一角にはメイズ(迷宮)があり、昼の間だけ開いています。ミンホをリーダーとするランナー達が毎日メイズを探索しますが、毎晩構造が変化してしまうため、出口が分かりません。
メイズに生息する夜しか現れない巨大生物がある日突然昼に現れ、ランナーを襲って・・・
ベストセラー小説の映画化です。蝿の王のような雰囲気ですが少年同士の抗争に囚われすぎず、メイズからの脱出となぜグレードに閉じ込められたのかの謎にポイントが置かれた冒険映画です。
定年をむかえ雇用延長すると年収はそれまでの3割程度に減額されます。それよりも、後継者がいない小さな会社を買い取って社長になりましょうという内容です。
起業しても様々な困難が多く、10年後には23%の会社しか生き残りません。それならば、その10年を超えて生き残った会社を買うのが確実です。考えてみるとソフトバンクもこの方法でヤフーやボーダフォンを買収して成功しています。
そういう会社はそもそも利益を出しているので余程変なことをしなければ業績は悪化しないはず。そこに企業で学んできた管理手法で非効率的な点を改善すればさらに利益が増えるはずです。
これは、なかなか面白いアイデアです。検討する価値があると思いました。
若きジャン・ポール・ゲティ3世は、石油王ジャン・ポール・ゲティ1世の孫。父ジャン・ポール・ゲティ2世が薬と女に堕落した影響で、ヒッピーのような生活を送っていました。
3世はローマで誘拐され、1,700万ドルの身代金を請求されます。母はとうに2世と離婚しており、身代金を払う余裕がありません。そこで、1世に身代金の支払いを頼みますが断られてしまいます。
理由は、1人に身代金を払うと14人の孫が狙われるからというものでしたが、本当はドケチで1ドルも払いたくないのでした。
1世は元CIAの交渉人チェイスを雇い、誘拐犯との交渉に当たらせるのですが・・・
巨額のお金が人を狂わせ堕落させる側面をうまく描いています。実話を元にした映画です。
ミズーリ州のはずれ、迷った奴かボンクラしか通らない道。
そこに、ミルドレッドは3つの看板を立てました。
「娘はレイプされて焼き殺された」
「未だに犯人が捕まらない」
「どうして、ウィロビー署長?」
ミルドレッドの娘、アンジェラは7ヶ月前にその道でレイプされて焼き殺されたが、犯人の手掛かりは全くありませんでした。
この看板は小さな街に大きな波紋を投げかけました。ウィロビー署長は市民からも部下からも慕われていました。しかし、膵臓がんに侵され、残り数ヶ月の命だったのです。
ウィロビー署長を尊敬するレイシストのジェイソンはこの看板に腹を立て、報復を考えます。
想像以上に重い話です。いい話ですが、終わり方がスッキリしませんでした。
カリフォルニア州のサクラメントというアメリカ人ですら知らない田舎町で育ったクリスティン。
彼女はこの街が嫌いで、アメリカ東部へ行きたくて仕方がありません。
今の自分が嫌いで都会への憧れから、レディ・バードと名乗り、周囲にもそう呼ばせようとしています。そんな彼女の高校3年生の1年間を描いた作品です。
田舎町の不況や、遠い国への戦争介入という、自分には直接関係ないけれども鬱屈とした時代背景の中、都会にはこことは違う何かがあると夢見ています。
そんな彼女と父親、母親との関係を通じ、自分が育った場所と受けた教育が育むアイデンティティについて考えさせられました。
インターネット普及前は、「覚えること(インプット)」に価値がありました。
しかし、現在では、インターネットにより情報過多となり覚えることが困難になり、検索が簡単になったため、覚えることの価値も下がってしまいました。
今、重視されているのは「発表すること(アウトプット)」です。インプットした情報をいかに加工して自分なりの味付けをして提供するかに価値が置かれています。
アウトプットの機会も非常に多くなりました。手軽なのはSNSなどです。
自分の苦手分野を克服しようとせず、得意分野に集中することで他者と差別化します。それをアウトプットすることで、自分が蓄えた知識をお金に変えるというのが本書の提案です。
非常に現実的で刺激的、そして魅力的な内容です。
イギリス南西部コーンウォールに住むティムは、家族ととても仲良く暮らしています。しかし、なかなか彼女ができません。
ティムは21歳になった時、父から一族の男だけ過去にタイムトラベルできると告げられます。歴史は変えられないが、自分の人生に起こったことはやり直せます。
ティムは就職のため、ロンドンに出来きますが相変わらず彼女ができません。
そんなある日、偶然、メアリーと出会い恋に落ちます。しかし、下宿先のハリーを助けるためにタイムトラベルした結果、メアリーと出会わなかったことになってしまいます。ティムはタイムトラベルを使って何とかメアリーと付き合おうとしますが・・・
タイムトラベルをネタにした単なるコメディではなく、過去をやり直すということを通じて、人間にとって、自分が生きている一日とは何かを問いかける作品です。
貧しい家庭で育ちながらもハーバードをトップクラスの成績で卒業したミッチ。
彼は様々な法律事務所からオファーを受けましたが、テネシー州メンフィスという地方にある法律事務所から破格の条件を出され、就職します。
田舎の事務所なのにやけに条件がいい。年収は8万ドルで翌年は15%アップ。家とベンツも用意され、ロースクールのローンも完済してくれました。
ただ、何だか様子が妙です。
従業員の家族同士がやけに仲がよく、奥さんたちは仕事をせず、子供を産んで育て、私立学校へ通わせます。みな豊かに暮らしています。
しかし、10年間で4人の弁護士が事故死していました・・・
ジョン・グリシャムのベストセラー小説が原作ですが、エンディングが小説と違っていました。それでも面白い映画です。
少し古い本なので、紹介されているSiriは、ベータ版です。
ただ、読みながら試してみると、結構使えました。
なかなか面白かったのは、Siri自身について質問するときちんと答えてくれること。
そして、歌も歌ってくれるらしいです。
音声入力について、もっと勉強したいと思いました。
予想以上に面白かったです。
ベトナム戦争に記者として従軍していたエドワードは戦争が泥沼化していると現実の姿を報告書にまとめました。
しかし、国務長官のマクナマラはこれと反対の、戦況は改善していると発表し、戦士を戦場に送り続けました。
数年後、エドワードは自分が書いた機密文書を盗み出して、ニューヨーク・タイムズへリークし、大変なスクープとなります。
一方で、地方紙に過ぎなかったワシントン・ポストは株式公開を控えていましたが、ニューヨーク・タイムズのスクープに大慌て。ニューヨーク・タイムズが発表していない部分を入手し挽回しようとします。
やっとのことで情報を入手し、いよいよ掲載寸前まで漕ぎ着けますが思わぬ問題が。
父と自殺した夫の後を次いで社主となったキャサリンは、全くビジネスの経験がありません。そんな彼女がこの問題に対して下した判断は・・・
報道の自由と国家機密のどちらが重いのか、考えさせられる映画です。
中国は、監視カメラ、データマイニング、インターネットの監視によって、「1984」のビッグブラザーのような管理社会になりつつあります。
人民の行動や金の流れはすべて把握されています。
中国経済は先行き破綻しますが経済規模が大きすぎるのでゆっくり沈み、破綻が表面化するのにまだ時間がかかります。
社会はすでに二元化しており、一部の共産党幹部の家族層と大多数の農村地帯を中心とした貧困層です。
ただ、一部といっても一億人はおり、私達が出会い、爆買いをしていた中国人はこれらの人々です。私達が残りの13億人に出会うことはほとんどありません。
だから、中国は豊かになり、今でも発展を続けていると勘違いしてしまいます。
破綻が明らかになった時、リーマン・ショックの数倍の衝撃が世界を襲います。日本も無傷ではいられません。どうやって耐えるのか準備すべきです。
コミックの荒唐無稽な部分をうまく理由づけています。
ブルースは単純に両親の死からバットマンになったのではなく、殺害の黒幕に対抗するために自分自身暴力を身につける必要があったことが細かく説明されています。
そして、犯罪者に恐怖心を植え付けるために、自分自身の恐怖心の根源であったコウモリを恐怖の象徴として選択しました。
バットマンの特殊能力のために自分を鍛え上げ、演出によって幻覚と感じさせ、その演出を実行するために少しずつコスチュームや飛行技術などを技術革新していきました。
悪を排除するために、全てを破壊するか、1つずつ解決していくのかもテーマになっています。